【舟シ木 みのり】ブログの新着ブログ記事

  • 『あなたは私の花』⑥

    ーーー エリカはお風呂をあがった後 自分の寝室に向かった。 (少し寝よ・・・学校は休もうかな) 外は少し賑やかでなかなか眠れない。 エリカは布団の中にもぐった。 ーーー 「ん・・・」 眠ってから6時間以上たっていた。 (・・・お腹空いた) キッチンに向かって冷蔵庫をあけた。 (何もないじゃん・・・... 続きをみる

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  • 『あなたは私の花』⑤

    ーーー 「ただいま」 誰もいない家の中は薄暗い。 「おかえり」の言葉も 物音ひとつしない。 エリカは部屋の電気をつけた。 (お風呂・・・) コートとカバンをソファーに置いてお風呂に行った。 湯船を荒いお湯をためた。 ピー お湯がたまったお知らせ音。 エリカは足早に脱衣所へ行き服を脱いで体を綺麗に洗... 続きをみる

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  • 『あなたは私の花』④

    「え...あ!ごめんなさい!」 恥ずかしさでいっぱいになった。 「落ち着いて。」 椿の方を向けず立ち上がった。 「ハ〜・・・。 何があったのか知らないけど死のうとするのは違うんじゃないの?」 椿の言いたいことはわかっていた。 でもそれは 聞き飽きた言葉。 ("キレイ事"なら誰でも言える。) そう言... 続きをみる

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  • 『あなたは私の花』③

    「あんた死のうとしただろ。」 椿の言葉に何も言えなくなった。 「まあ でも、運が良いのか悪いのか助かったけどな。あのなーー」 どうしてエリカがここに居るのか説明した。 「椿先輩が私を助けたんですね・・・。」 椿が言うことは理解したが ただ一つだけ分からない事があった。 「落ちたのになんでかすり傷だ... 続きをみる

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  • 『あなたは私の花』②

    どのくらい時間がたったのか、 彼女は目を覚ました。 「ん・・・?」 ベッドの上で横になっている体をゆっくり起こした。 あの時落ちたはず、死んだはずの彼女は見覚えのない部屋にいた。 「起きた?痛いところないか?」 声のするほうをみると彼と目が合った。 呆然とする彼女の居るベッドに彼は腰かけた。 我に... 続きをみる

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  • 『あなたは私の花』①

    真っ白な地面にピンク色の花。 寂し気に 孤独のような・・・ まるであの頃の私をみているみたいで、涙が流れた。 ー2年前ー 放課後のチャイム、全身濡れた彼女、 積もる雪・・・ 1歩踏み出せば そこは【死】。 「最悪な人生・・・」 小さな声で呟いて涙を流しながら寂し気に微笑んだ。 ガチャ 「!?」 1... 続きをみる

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